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世界最小の恐竜卵化石がギネス世界記録™に認定されました

2020/08/05

筑波大学生命環境系の田中康平助教とカナダ?カルガリー大学、カナダ?王立ティレル古生物博物館、兵庫県立人と自然の博物館などの国際研究チームが兵庫県丹波市で発掘した獣脚類恐竜の卵化石が、世界最小の非鳥類型恐竜卵としてギネス世界記録に認定されました。
丹波市は前期白亜紀(約1億1000万年前)の地層(篠山層群大山下層)が露出し、丹波竜(タンバティタニス)や卵殻化石などを産する一大恐竜化石産地として知られています。卵化石の発掘は主に2019年1~3月にかけて行われ、形状を留めた卵化石(4点)や卵殻片の化石(約1300点)が収集されました。これらの卵殻は4種類に分けられ、うち1種類は新卵属?新卵種(ヒメウーリサス?ムラカミイと命名)として、学術誌「Cretaceous Research」に掲載されました。世界最小の認定を受けたのはこの「ヒメウーリサス?ムラカミイ」で、大きさは45×20ミリ、推定重量は約10グラムとウズラの卵ほどの重さしかありません。
丹波市では今回を含む発掘で、合計6種類の恐竜卵殻化石が確認され、前期白亜紀の地層としては世界で最も卵殻化石の種類が豊富な地域となっています。

認定団体「「Guinness World Records Ltd.」(本社?英国)による記録名及び公式認定証の文面は以下の通りです。

記録名:Smallest fossilized non-avian dinosaur egg(和訳:世界で最も小さい非鳥類型恐竜卵化石)
認定書文面:The smallest fossilized non-avian dinosaur egg is approximately 45 x 20 millimetres (1.77 x 0.79 inches) discovered at the Kamitaki Egg Quarry in Tamba City, Hyogo, Japan as described in the journal Cretaceous Research published online on 23 May (和訳:世界で最も小さい非鳥類型恐竜卵化石は約45×20mmの大きさで、兵庫県丹波市上滝の卵層準から見つかった。Cretaceous Research誌電子版に2020年5月23日付で記載報告された。)

田中康平助教のコメント

今回の認定をきっかけに、日本からも世界一となる恐竜化石が見つかることを知っていただければ、うれしく思います。太古の多様な恐竜たちに思いをはせていただければ幸いです。これからも、恐竜たちの不思議な生態や進化を探っていきたいと思います。


ギネス世界記録の公式認定証を持つ田中康平助教=兵庫県三田市の兵庫県立人と自然の博物館で、筑波大学?同博物館提供


世界最小の恐竜卵化石を発見した研究チームのメンバーら==兵庫県三田市の兵庫県立人と自然の博物館で、筑波大学?同博物館提供


世界最小の恐竜卵化石(ヒメウーリサス?ムラカミイ=写真左)とギネス世界記録の認定証=筑波大学?兵庫県立人と自然の博物館提供

問い合わせ先

筑波大学広報室 電話029-853-2039 E-mail kohositu@un.tsukuba.ac.jp

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